2021.04.12
石川の伝統野菜シリーズver.15
石川県のブランド野菜15種類も今回が最後になりました。
いつもよりほんの少しスペシャルなブランド野菜たちが皆様の食卓を彩る事でしょう!
そのおいしさは野菜が主役になるほどです。ぜひご賞味ください。
【定義】昭和20年以前から栽培され、現在も主として金沢で栽培されている野菜。
~~くわい~~
産地:金沢市小坂地区、御所地区
出荷時期:11月下旬~12月下旬
「くわい」いくつか種類があり、収穫量が多くシャキシャキとした食感が持ち味の「白くわい」、
甘味の強い「くろぐわい」、独特のほろ苦さとうまみを兼ね備えた「吹田くわい」、加熱すると
栗や芋のような食感になる「青くわい」があります。加賀野菜の「くわい」は、この「青くわい」
にあたります。
江戸時代に加賀藩藩主、前田綱紀が農政改革に取り組む際に栽培を推奨したことが始まりとされて
います。
「くわい」の名の由来は、ぴょこり、と出た芽の形が「鍬」に似ていることから名づけられました。
この芽はぐんぐんと伸びるため、出世や向上を連想させます。
また、「芽が出る」=「めでたい」といったところから、縁起のよい食材としてとしてお節料理に
よく用いられます。
【野菜のおかずの人気料理】
アクの強い食材のため、調理の際にはアク抜きをする必要があります。
皮をむいたら、30分~1時間ほど水にさらすことである程度のアクを抜くことができます。
煮物にする場合は、米のとぎ汁で10分ほど下茹でするとよいです。
アク抜きをしてもほろ苦さは残りますが、このほろ苦さが一度食べるとクセになります。
比較的安く購入できる小ぶりのクワイを素揚げにするだけの簡単メニューですが、
ビールのおつまみに最高です。くわいの皮だけをむいて、そのまま油でじっくり揚げた
素揚げはサクサクの食感とホクホク感が病み付きになる味わいです。
今回で石川の伝統野菜シリーズは最終回となります。
いかがでしたか?弊社では伝統野菜は勿論さまざまな野菜をカット野菜としてあるいは、
自社オリジナルのスチームベジタブル(過熱した野菜)として販売しています。
私たちの会社の企業理念は、
”私たちは元気な土づくりを推進し、安全でおいしい野菜を提供します。”
これからも皆様においしいと言っていただける野菜を自信をもってお届けいたします!
次週からは私たちセイツーが誇る【スチームベジタブル】を使ったおいしくて簡単なレシピを教えちゃいます!乞うご期待!!