2021.03.29
石川の伝統野菜シリーズver.13
【定義】昭和20年以前から栽培され、現在も主として金沢で栽培されている野菜。
石川県のブランド野菜15種類を定期的にお知らせいたします!
~~金時草~~
産地:金沢市花園地区、かほく市
出荷時期:6月下旬~11月上旬
「金時草」は、”きんじそう”と読み、葉の表は緑、裏は紫と表裏で色が違う個性的な見た目が特徴
です。この裏面の紫色が、金時芋の皮の色に似ていたことから加賀地方では「金時草」と呼ばれる
ようになりました。
標準和名は「水前寺菜」といい、熊本県の水前寺地区で栽培されたことが由来です。
香味野菜的な風味をもち、独特な味わいがします。
茹でるとモロヘイヤのような、ぬめりが出ます。葉は湯がけばあっさり食べやすく、
火を通せば香ばしくいいコクが生まれます。
加賀野菜のなかでも特に栄養価が高く、アントシアニン、ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、
ギャバなどが豊富です。
【野菜のおかずの人気料理】
1.金時草のゆで汁に粉寒天を煮溶かす。
2.砂糖とレモン汁を加える。
3.容器に流し固める。
カンタンにきれいなゼリーが出来ちゃいます。ぬめりが苦手なお子様にも
栄養満点のゼリーなら美味しくいただけるのでは?
缶詰などのフルーツを混ぜて固めてもいいですね。