2022.01.24
野菜は入れる?入れない?こんなに違うお雑煮
*☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:*☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**
1月ももうすぐ終わってしまいます。お正月に食べたお餅がまだ残ってるなあ。お正月と言えば”お雑煮”ですが、毎回というのも飽きてしまうところです。でもせっかくのお餅ですので有効に使いたい。あなたのお宅のお雑煮はどんな特徴がありますか?お正月以外にもお雑煮を食べるのもいいかもしれません。
今回はおうちのものとはちょっと違うお雑煮をご紹介します。お野菜をたくさん入れて召し上がれ!♥
*☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:*☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**
お雑煮は地域の特産品と餅を入れた祝いの食事
お雑煮の歴史は古く、平安時代からすでに食べられていたと言われています。当時、お餅は農耕民族である日本人にとって、「ハレの日」に食べるおめでたい食べ物でした。里芋やお餅、にんじん、大根などを、その年の最初に井戸や川から汲んだ若水(わかみず)と、新年初めての火で時間をかけて煮込み、元日に食べたのが始まりだと言われています。
室町地代には、宴の最初に食べる縁起の良い料理としてお雑煮がふるまわれており、時代に合わせて日本の文化に少しずつ浸透していることがわかります。
さまざまな具材を煮合わせて、煮雑ぜ(にまぜ)たことが語源となり、お雑煮と呼ばれるようになったと言われています。
また、お雑煮を食べるときは、両端が細長くなっている祝い箸というものを使いますが、これは取り箸と食い箸を意味しているわけではありません。一方を人が使い、もう片方を神様が使う「神人共食」を表す、新年の初めに使う、とても縁起の良い箸なのです。
関東、関西など地域で違うお雑煮の汁、具材、餅
大根、にんじん、鶏肉は全国のお雑煮の多くに使われていますが、この他にも入れる具材、味付けは地域によってさまざま。その中でも使う野菜についてエリア別に紹介します。
【使う野菜】
三つ葉 :北海道、茨城・栃木・群馬・山梨・長野、北陸 など
セリ :東北 など
小松菜 :埼玉・千葉・東京・神奈川 など
もち菜 :東海 など
水菜 :京都・大阪・兵庫 など
ほうれん草:奈良・和歌山・滋賀、中国 など
かつお菜 :北九州 など
京菜 :南九州
全国の変わり雑煮を紹介
つゆもち(福島県会津地方)
細切りにした大根やごぼう、にんじんを醤油ベースのつゆで仕上げたシンプルなお雑煮です。
小豆雑煮(鳥取県、島根県)
小豆雑煮とは、小豆とその煮汁にやわらかく煮た丸餅が入ったものです。昔は塩味でしたが、今はおしるこ風の甘い味付けが主流です。
さつま雑煮(鹿児島県)
エビだしが使われるのが特徴です。鹿児島県の出水沖は、エビがたくさん漁れる地域で身近な食材だったことが影響しています。鶏肉のほか、野菜は里芋、干し椎茸、豆もやしなどが入ります。
他にもたくさんありますが、みなさんのお宅のお雑煮はこの中にありましたか?年の初めのハレの日だけでなくてもこんなお雑煮なら食べたくなりますよね!
旬のお野菜をたくさん入れてこの時代を乗り越えていきましょう!!