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成人式と野菜

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 この時期各地では成人式が開かれます。20歳の記念に懐かしの郷里で昔の同級生に出会って、「久しぶり!」なんて会話もあったりして大人になった実感も湧いてくる式典です。

 そんな式典に顔色も悪い状態でやってくる人は少ないと思いますが、せっかくですので成人が必要な1日当たりの野菜量について考察したいと思います。

 2022年の2回目は、【成人式と野菜】を解説します

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皆さんは野菜を十分に食べていますか?

 厚生労働省が実施している「国民健康・栄養調査」をみると、平成30年の同調査での野菜類平均摂取量が、成人男性で約290g、女性で約270gとなっています。特に20~30歳代は男性で約260g、女性で約240gと成人の平均より約30gも少ない量になっています。

成人の野菜類摂取量の現状

 

 

「健康日本21(第二次)」では、生活習慣病などを予防し、健康な生活を維持するための目標値の一つに「野菜類を1日350g以上食べましょう」と掲げられています。前述の摂取量と比較すると、例えば「ほうれん草のお浸し」では小鉢1皿~2皿分が不足していることになります。

そのため1回の食事にサラダや野菜が主材料の小鉢を1皿以上食べることを目指しましょう。食事バランスガイドでは、野菜のほか、きのこ、豆、いも、海藻料理も含めて「副菜」とし、1日5~6皿が摂取目安となっています。

副菜料理の料理例と目安

食事は野菜だけでなく、ごはんや肉・魚など様々な食品を組み合わせて食べる、つまり主食・主菜・副菜を組み合わせて食べることにより、必要な栄養素をまんべんなく摂ることが必要です。「野菜を350g食べれば、あとは自由に食べて良い」という目標ではなく、野菜と一緒に食べる食品からの栄養素摂取のバランスも加味された目標です。野菜を食べるということは、食生活全般を見直すことにつながるのです。

 

成人を迎えた皆さん!食生活を見直す良い機会です。野菜に限ったことではありませんが、バランスの良い食事を取りましょう。幼いころ給食で食べていたあのメニューが結局は成人した身体に育ててくれた栄養素だったんだなあとちょっぴり思い出して欲しいと思いました。

 

 

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